
異世界ファンタジーを書くためのポイント
読者が没入する“異世界”は、設定よりも物語の必然で作られる
異世界ファンタジーは、創作ジャンルの中でも特に人気が高く、自由度も抜群。 しかしその分、初心者がつまずきやすいポイントも多いジャンルです。
- 世界観を作り込みすぎて本編が進まない
- 設定が複雑になりすぎて読者がついてこない
- どこかで見たような展開になってしまう
こうした悩みはよくありますが、異世界ファンタジーは コツを押さえれば誰でも魅力的に書ける ジャンルです。
ここでは、初心者でも“読者が没入する異世界”を作れるポイントを紹介します。
■ 1. 世界観は「全部作らない」。必要な部分だけでOK
異世界ファンタジーを書くとき、最初にやりがちなのが 世界を全部作り込もうとすること。
でも、物語で描かれるのは主人公が関わる範囲だけです。
- 主人公が冒険者 → 街・ギルド・ダンジョン
- 主人公が学生 → 学園・寮・街
- 主人公が王族 → 城・王都・周辺国
世界全体を作る必要はありません。 主人公が動く場所だけ決めれば十分 です。
■ 2. 世界の“ルール”を1〜3個だけ決める
異世界を魅力的にするのは、細かい設定ではなく ルール です。
例:
- 魔法は誰でも使えるが、寿命を削る
- スキルは生まれつき決まっている
- 神々が日常的に干渉してくる
- 魔物は夜になると強くなる
ルールがあると、物語に一貫性が生まれ、 キャラの行動にも説得力が出ます。
初心者は 1〜3個だけ 決めればOK。
■ 3. 主人公の“立場”を明確にする
異世界ファンタジーは、主人公の立場によって物語の方向性が大きく変わります。
例:
- 勇者として召喚された
- 村人から成り上がる
- 魔王の息子
- 転生したらスライムだった
- 王国の落ちこぼれ魔法使い
立場が明確だと、読者は「この物語はどんな方向に進むのか」を直感的に理解できます。
■ 4. 主人公の“目的”を早めに提示する
異世界ファンタジーは設定が多くなりがちなので、 読者が迷わないように 主人公の目的を早めに提示 するのが大切です。
例:
- 魔王を倒す
- 元の世界に帰る
- 最強の冒険者になる
- 国を救う
- 平穏に暮らしたい
目的があるだけで、物語に軸が生まれます。
■ 5. 異世界らしさは「小さな違い」で十分
異世界を書くとき、 「壮大な設定を作らなきゃ」と思いがちですが、 実は 小さな違い だけで異世界感は出せます。
例:
- パンが甘い
- 水が青く光る
- 夜空に月が3つある
- 魔法で料理が一瞬でできる
こうした“小さな異世界要素”が積み重なると、 読者は自然と世界に没入します。
■ 6. 魔法・スキルは“便利すぎない”ようにする
魔法やスキルが万能すぎると、物語が緊張感を失います。
例:
- 何でも治せる回復魔法
- 無限に使える最強スキル
- 全属性を操れる天才主人公
これらは便利ですが、物語をつまらなくする原因にもなります。
魔法・スキルには 制限やデメリット をつけると、物語が一気に面白くなります。
■ 7. 異世界の“日常”を描くと読者がハマる
異世界ファンタジーの魅力は、戦闘や冒険だけではありません。 むしろ、異世界の日常 が読者を惹きつけます。
例:
- 異世界の食べ物
- 市場の雰囲気
- ギルドの受付嬢とのやり取り
- 魔法で洗濯する方法
- 異世界の学校生活
こうした日常描写は、読者の“異世界に住んでみたい”欲を刺激します。

まとめ:異世界ファンタジーは「ルール・立場・目的・日常」で魅力が生まれる
異世界ファンタジーを書くために必要なのは、 膨大な設定ではなく 物語の必然性 です。
- 世界を全部作らなくていい
- ルールを1〜3個決める
- 主人公の立場を明確にする
- 目的を早めに提示する
- 小さな違いで異世界感を出す
- 魔法・スキルに制限をつける
- 異世界の日常を描く
この7つを押さえるだけで、読者が没入する異世界が自然と立ち上がります。
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