
TVドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』の物語を三幕構成で読み解く
『ラストマン-全盲の捜査官-』全盲の捜査官と型破り刑事が挑む、痛快バディミステリー
『『ラストマン-全盲の捜査官-』は、福山雅治演じる全盲のFBI特別捜査官・皆実広見と、大泉洋演じる型破りな刑事・護道心太朗がバディを組み、数々の難事件に挑む痛快ミステリードラマシリーズです。二人の対照的なキャラクターが衝突しながらも次第に信頼を築いていく過程が描かれ、事件解決のスリルと人間ドラマの深みが同時に楽しめる作品となっています。
ドラマの概要
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- タイトル:『ラストマン-全盲の捜査官-』
- 放送時期:2023年4月期(日曜劇場、TBS系)
- 主演:福山雅治(全盲のFBI特別捜査官・皆実広見役)
- 共演:大泉洋(孤高の刑事・護道心太朗役)
- 内容:事件を必ず終わらせる“最後の切り札”=ラストマンと呼ばれる皆実と、手段を選ばない刑事・心太朗が凸凹バディを組み、難事件に挑む痛快バディドラマ。
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- 公式サイト ラストマン-全盲の捜査官(BS-TBS)
ドラマから映画へ ー その後の展開 ー
- 映画化:『映画ラストマン -FIRST LOVE-』(2025年12月24日公開)
- スペシャルドラマ:『ラストマン-全盲の捜査官- FAKE/TRUTH』(2025年12月28日放送予定) → 映画とドラマは連続ドラマの続編として制作され、福山雅治と大泉洋が再びバディを組んで登場。
ポイント
- 福山雅治は 全盲のFBI捜査官 という難役を演じ、知的で冷静なキャラクター。
- 大泉洋は 型破りな刑事 として、ユーモアと人間味を加える存在。
- 二人の掛け合いが「イチャイチャしているように見える」と共演者からも語られるほど、現場でも仲の良さが話題になった。
星二人のバディ感が魅力の『ラストマン』シリーズは、ドラマ・映画・スペシャルと続いているので、福山雅治×大泉洋の共演を楽しむならこの作品群が必見です。
次は、ラストマンのテレビシリーズは構成的には三幕構成、三幕八場構成、ヒーローズ・ジャーニーのどれが当てはまりやすいか考えてみましょう。
『ラストマン-全盲の捜査官-』テレビシリーズを物語構成で考える
『ラストマン-全盲の捜査官-』テレビシリーズを物語構成の観点から見ると、どの理論にも当てはめられる部分がありますが、まずは最も「しっくりくる」枠組みを考えると以下のように整理できます。
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三幕構成との相性
- 第1幕(導入):皆実(福山雅治)が来日し、大泉洋演じる護道心太朗とバディを組むまで。キャラクター紹介と世界観の提示。
- 第2幕(対立・展開):毎話の事件解決を通じて二人の関係性が深まり、同時に護道家の秘密や皆実の過去が徐々に明らかになる。
- 第3幕(解決):シリーズ終盤で護道家の闇や皆実の真の目的がクライマックスを迎え、バディの絆が試される。
★ ドラマ全体の流れは典型的な三幕構成に沿っているため、最も理解しやすい枠組みです。
三幕八場構成との相性
- 三幕八場構成は映画脚本や舞台でよく使われる細分化された構成。
- 『ラストマン』は連続ドラマなので、各話が「小さな三幕構成」を持ちつつ、シリーズ全体で大きな三幕を形成しています。
- 八場の細かい区切り(転換点や中盤の逆転など)は確かに存在しますが、テレビシリーズ全体を八場に分けるのはやや窮屈。むしろ「各話ごとの事件解決」に適用すると理解しやすいです。
ヒーローズ・ジャーニーとの相性
- 呼びかけ:皆実が日本に来て捜査に参加する。
- 試練:心太朗との衝突や護道家の秘密に直面。
- 仲間と敵:バディ関係の深化、敵対する勢力や家族の因縁。
- 帰還:最終的に真実を暴き、心太朗との絆を確立。
★ 主人公が「旅」をして成長するという意味ではヒーローズ・ジャーニーにも当てはまります。ただし、皆実は「超人的な能力を持つヒーロー」ではなく、むしろ制約(全盲)を抱えながら知性で挑む人物なので、完全な英雄譚というより「バディの成長物語」に近いです。
結論
- シリーズ全体:三幕構成が最も当てはまりやすい。
- 各話単位:三幕八場構成で分析すると事件解決の流れが見えやすい。
- キャラクター成長:ヒーローズ・ジャーニー的要素も部分的に存在する。
つまり、『ラストマン』は 「三幕構成をベースに、各話は八場構成、キャラクターアークはヒーローズ・ジャーニー」 という複合的な構造を持っていると考えるのが一番自然です。
では、実際の第1話を三幕八場構成で細かく分解してみましょう。
YouTubeで無料公開されている第1話の動画を貼り付けておくので未視聴の方はご覧ください。