災害型の三幕構成とは!自然災害に怪獣の襲来、隕石の落下に宇宙からの侵略者まで!

災害型の三幕構成とは、物語の展開を「大規模な災害や危機」を中心に据えて描く三幕構成のバリエーションで、通常の三幕構成(設定・対立・解決)を「災害の発生・生存の葛藤・収束や再生」という流れに置き換えたものです。

災害型三幕構成の基本構造

通常の三幕構成災害型三幕構成
第一幕設定(主人公や世界観を提示)災害前の日常を描写。人物関係や舞台を提示し、災害の予兆を示す
第二幕対立(障害や葛藤)災害が発生し、人々が生存のために葛藤・対立する。避難、救助、裏切りなどが展開
第三幕解決(問題の収束)災害の収束、または人々の再生。生存者の未来や社会の変化を描いて締めくくる

災害型三幕構成の特徴

  • 第一幕では「平穏な日常」と「不穏な兆し」を対比させることで、災害発生の衝撃を強調。
  • 第二幕では、災害そのものの恐怖と人間ドラマ(協力・裏切り・犠牲)を中心に展開。
  • 第三幕では「生存者の選択」や「社会の再建」がテーマとなり、単なる災害の終息ではなく人間の成長や価値観の変化を示す。

災害型三幕構成に当てはまる映画作品

作品名第一幕(災害前)第二幕(災害中)第三幕(災害後)
タワーリング・インフェルノ (1974)豪華なビルの完成パーティー大火災が発生し、脱出劇が展開生存者の救出と余韻
ポセイドン・アドベンチャー (1972)豪華客船での楽しい航海船が転覆し、乗客が必死に脱出生き残った人々の再生
日本沈没 (1973原作 / 映画)平穏な日常と地殻変動の予兆国家規模の危機と人々の葛藤沈没後の人類の未来を描く
ディープ・インパクト (1998)彗星接近の発覚と準備彗星衝突による大混乱生存者の新しい生活
2012 (2009)家族の日常と異変の兆し世界規模の地殻変動と逃避行新天地での再生

まとめ

災害型三幕構成は、「災害そのもの」ではなく「人間の行動と心理(人間がどう生き抜くか」)」を中心に描くのがポイントです。災害は舞台装置であり、物語の核は「人間がどう生き抜くか、どう変わるか」にあります。